世界に売り手と買い手がいればそれ自体が外国為替取引をしているということになります。
株式市場とは違い、外国為替取引には取引所は存在しませんので、「外国為替市場」とは、市場に参加している人々全体を指して呼んでいることになります。
2001年4月に国際決済銀行(BIS)が調べたところによると、外国為替市場の1日と取引高は平均で一兆六千百九十億ドル(約百九十四兆円)でした。 まぎれも無く世界最大の市場です。
外国為替市場は24時間動いています。
時差の関係でまずオセアニア市場のニュージーランドのウェリントンから取引が始まり、オーストラリアのシドニー、アジア市場では東京、香港、シンガポール、欧州市場ではフランクフルト、パリ、ロンドンと次々と市場が開き、北米市場のトロント、ニューヨークが最後に取引を開始します。
ニューヨーク市場が終わるのと重なるようにしてニュージーランドのウェリントン市場が始まりますので、外国為替相場はまさに24時間眠らない市場ということになります。
もっとも、土日や一部の休日は取引がありません。
ですが、それ以外は日本時間で月曜の早朝からウェリントン市場が始まり、金曜日のニューヨーク市場(日本では土曜日朝6時ごろ。夏時間の場合は5時)が終わるまで、世界各国の主要都市にある外国為替市場で連続して取引が行われています。
外国為替市場は、機能的にいって、インターバンク市場と対顧客市場に分けられます。
インターバンク市場は銀行や信用金庫、証券会社、仲介業者の他、場合によっては日本銀行も加わる、金融機関同士による取引です。
電話やコンピューターなどの専用通信回線を利用しながら外為ブローカーなどを通じて、直接取引する相対取引(あいたいとりひき)です。
一方、対顧客市場は銀行が顧客と取引する市場のことで、個人投資家の他に一般の企業や機関投資家、ヘッジファンドなどが加わる取引です。一般的に、ニュースなどで「東京外国為替市場の円相場は・・・」などという場合は、インターバンク市場のことを指しています。

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