どんな投資でも安定的な収益を上げるには、上手にリスクコントロールをすることが重要です。FXは、他の金融商品に比べてリスクコントロールしやすい点があります。
FXは、外貨預金と同等のリスク・リターンのレバレッジ1倍の取引から、ハイリスクハイリターンのレバレッジ数十倍や、時に100倍以上の取引までもが可能です。
レバレッジの調整は、レバレッジの仕組みが分かれば、証拠金と取引数量を調整することで自由に行えます。
相場変動に対して、売買損のリスクをなるべく軽減したいのであれば、レバレッジを低めに設定します。逆にリスクを理解した上で、なるべく多くの売買収益を狙うのであればレバレッジを高めに設定することで可能となります。
例えば、同じ1万米ドルを売買するのでも、レバレッジ30倍では、1米ドル=100円の時、米ドル/円を1万米ドルを買った場合は、元手資金である証拠金は約3.3万円で済むのに対して、レバレッジ1倍では100万円となります。
同じ1万米ドルの取引を行うわけですから、取引によって発生する売買損益はレバレッジ1倍でも30倍でも同じになりますので、レバレッジが大きいほど投資資金に対しての損失リスクは高まっていきます。
レバレッジ30倍で取引し、マージンコールのレベルが維持証拠金25%に設定されている場合、8,250円の損失が出た時点でマージンコールが発生します。一方、レバレッジ1倍ではマージンコールは発生しません。
つまり、レバレッジの調整を利用すればマージンコールやロスカットによるポジションの決済を避けることができ、ポジションの長期運用が可能になる、ということです。
FXは買いからも売りからも取引が開始できるため、相場が上がらないと収益チャンスはない、といった金融商品に比べて収益を上げる機会が多い取引と言えます。
その半面、予想とは逆に為替相場が動き出すと損失が広がる可能性もあります。
しかし、ストップロス注文を出せば、予め決められた損失額で取引を終了させることができます。大幅な損失を防ぐ方法として、このリスクコントロールの方法は有用です。
このように、レバレッジや注文方法によって、FX取引はある程度のリスクコントロールが可能だというメリットがあります。ただし、「6 FXのリスク」でも述べたように、全てのリスクが回避可能ではありません。そういったデメリットもあることを忘れてはいけません。
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